レジリエンス力診断アプリを作ってみた
Contents
はじめに
こんにちは!へびぺんです。本ブログの記念すべき記事一号をご覧いただきありがとうございます!WordPressを使うのは初めてだったのでうまく作れるか心配でしたが、なんとかそれっぽいものを作ることができました。笑
さて、本ブログですが、ざっくり説明すると心理学の療法や理論をアプリ化したものを紹介し、皆様に気軽に使っていただきたいなと思い執筆を始めました。少しでも皆様のお役に立てれば、作者としては嬉しい限りです。
ブログについてのさらに詳しい説明は、こちらに記載したので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください!
(2019/1/20 追記) 当アプリをこちらのブログでご紹介いただきました!ありがとうございます。
レジリエンス力診断アプリについて
とりあえずアプリを使ってみたい方へ
コンセプト
本ブログで取り上げる1つめのアプリとしてレジリエンス力診断アプリを作ってみました。
あれ、診断アプリ?心理療法をアプリ化するんじゃないの?というツッコミが聞えてきそうですが、
Webアプリ制作経験のない自分でも1週間くらいで作れそうと思った大人の事情によりこれを作ることにしました。
さて、ところでレジリエンスとはなんなのでしょうか?色々と文献を読みましたが、諸説あるようで「
キャリアレジリエンスの構成概念の検討と測定尺度の開発」という論文では、
挑戦的もしくは危機的状況にもかかわらず、うまく適応するプロセスや、そのための能力やその結果という定義と、
人生における避けられない逆境によって自らが変わる、人間のもつ能力という、定義の二つを紹介しています。
前者はかなり幅広い意味を含んでいる一方、後者は個人が逆境に対処する能力にフォーカスしている印象を受けますね。
厳密ではないかもしれませんが、私は逆境に立ち向かう力、また失敗から立ち直る力がレジリエンスだと捉えています。
このアプリでは、使ってくれる人のレジリエンス力を“危機検討力, 挑戦力, 感情統制力, 受け流し力”という4つの点から分析します。
質問の作成は「成人用レジリエンス尺度の作成と属性による差異」という文献を大いに参考にさせていただきました。
この分析を通じて、普段あんまり意識しないレジリエンスという能力について興味を持っていただけたら嬉しく思います。
アプリについて
アプリの構成
このアプリの構成要素は、質問ページと診断結果表示ページだけというシンプルなものです。
質問ページでは、レジリエンスを測定するための質問を表示し、回答を入力してもらうためのラジオボタンを準備しています。
また、診断結果表示ページでは、質問ページで入力された内容に基づいて計算したあなたのレジリエンススコアをレーダーチャート、及び表の形で出力しています。また、あなたのレジリエンススコアに基づいて、ちょっとしたコメントを表示しています。
言葉だけだとちょっとわかりにくいので、診断結果については以下にサンプル画像を貼っておきます(画像は開発中のものです)。

実装方法
技術的な話題については、当ブログではざっくりとだけ語ろうと思っています。細かい話は(気力があれば)他の媒体に書きます。
技術要素
まず、Webアプリケーションフレームワークですが、今回はflaskを採用しました。採用理由は、「マイクロフレームワーク」と呼ばれていることもあり、学習コストが低いと考えたためです。Webアプリのド素人としては、簡単に試せるというのは魅力的です。flaskを使っていることから分かるように、アプリの基本的な処理については全てpythonで実装しました。ただし、レーダーチャートを描画する部分だけはjavascriptで実装しています。
デプロイのため使用したサービスは、AWS lambdaです。候補としていた別のサービスは一定時間でインスタンスが終了してしまい、アプリの応答性が下がってしまうと考えたため、こちらを採用しました。
デプロイする際には、Zappaというツールを使いました。これがものすごく優秀なツールで、デプロイ時にほぼストレスを感じませんでした。(AWS側の設定は苦労しましたが…)
進め方
今回の開発の進め方ですが、Webアプリさっぱりわからん状態だったので、まずflask tutorialをやって、 Webアプリ開発のイロハを理解しようとしました。このチュートリアルをベースにしているため、本アプリにはflaskr(チュートリアルで作るアプリの名前)の面影がちょっぴり残っていると思います。笑このチュートリアルでflaskを使ったときのWebアプリの構成がざっくりわかったがかなり大きかったと思います。
チュートリアル後は、htmlでラジオボタンを表現するためにはどうすればいいか?とか、レーダーチャートを描画するためにはどうすればいいか?とかをちょこちょこ調べながら進めました。
感想
Webアプリの開発は初めてということもあり、実装しながら「このやり方でよいのかなー?」と思うことが度々ありました。勉強不足を痛感したので、引き続き頑張っていきたいと思います。
作ったアプリについてですが、診断結果として表示するコメントが、私の知識不足のため表面的なものにならざるを得なかったことが残念でした。
心理学についてももっと勉強し、専門性という観点から見てより価値のあるアプリを開発できるようになりたいです。
(もしアドバイスくださる専門家の方がいたら大歓迎です!)